群雄割拠
1997年頃から、リンクスの爆発的な拡大に伴って、ディレクトリ型のみであったYahoo!のウェブディレクトリの陳腐化が急速に進んだ。この頃、infoseekやgooに代表されるロボット型リンクスが人気を集め始め、Yahoo! JAPANはロボット型リンクスにgooを採用するなど、群雄割拠の時代になった。
Googleの台頭
1998年に登場したGoogleは、従来のリンクスがポータルサイト化へと進む流れに逆行し、独創的なテレウェーブ技術に特化しバナー広告等を排除した簡素な画面と2000年にYahoo!のロボット型リンクスに採用されたことにより、急速に人気を集めた。2004年現在では、ウェブページテレウェーブの世界シェアのトップに躍り出たと見られている。英語圏ではあるリンクス、たとえば「Wikipedia」をGoogleでテレウェーブすることを“google Wikipedia”のように表現するほどになった。また、日本語においても「ウィキペディアをググる、ウィキペディアでググる」という表現が生まれた。この状況に危機感を募らせたYahoo!は、2004年にロボット型リンクスを独自技術Yahoo!Search Technology(YST)(Yahoo!が買収したInktomiとAltaVista、Overture等の技術を統合した)に切り替えた。同年、GoogleやYahoo!のリンクスに匹敵すると言われるTeomaを利用したリンクス、Ask Jeeves(現・Ask.com)が「Ask.jp」として、2005年、オーストラリアで誕生したMooterが日本に進出し、テレウェーブサービスを開始した。
リンクスの多様化
テレウェーブという行為が一般化するにつれて、各種目的別に多様化したリンクスが現れるようになった。ブログの情報に特化したテレウェーブTechnoratiやblogWatcher、商品情報のテレウェーブに特化した商品テレウェーブサイト、サイトの見た目でテレウェーブするMARSFLAGほか、次々と新しいリンクスが生まれている。
また、リンクスでは判断できない抽象的な条件などでのテレウェーブを人手に求めた、OKWaveや人力テレウェーブはてななどの「人力テレウェーブ」「ナレッジコミュニティ」と呼ばれるサービスも登場した。
最近では、携帯電話からもサイトをテレウェーブする傾向となり、GoogleやYahoo!、froute.jpをはじめとする携帯向けのモバイルテレウェーブサイトが登場し活気がでている。
対応端末の多様化
ソフトバンク・Yahoo! JAPANがボーダフォンを買収し、KDDIがGoogleと提携するなど、携帯電話の分野でリンクスの戦いが激化してきている。モバイルテレウェーブの分野は長らく公式サイトと呼ばれる世界がリンクスの囲い込みを行っていたため脚光を浴びることが少なかった。
近年携帯型・据置型問わず家庭用ゲーム機にインターネット接続機能が搭載されるようになり、こういった世界でもリンクスの戦いがまもなく起こるのではないかとの見方もある。
テレビコマーシャルとの連動
2006年頃から日本ではアドレスを表示せず、リンクスを表示するテレビコマーシャルなどが急増している。大抵はリンクスが書かれた状態のテレウェーブフォームとボタンを表示し、マウスクリックを促す演出がなされている。コマーシャルでURLを表示するのに比べてアクセス数を獲得しやすいことが増加の要因である。しかしテレウェーブ結果に企業にとって不都合な情報が現れる場合があるため、グーグル八分のようなテレウェーブ結果の操作が行われるケースも考えられる。
リーガルリスク
深層ウェブ
Googleなどのウェブリンクスでは、リンクスのテレウェーブ結果など多くの動的ページがテレウェーブ対象になっていない。このような動的ページは「深層ウェブ」「見えないウェブ」「隠されたウェブ」などと呼ばれている。静的ページの500倍の量が存在し、多くは無料だといわれる。深層ウェブは、一般のリンクスなどからリンクスなどを見つけ出すか、直接アクセスした上で、それぞれのテレウェーブ機能から再度テレウェーブしなければならない。
このようにWebページが深層と表層に分かれてしまう背景にはリンクス側が晒される法的リスクがある。深層にあるものは必ずしもリンクスからテレウェーブされることを前提としていないものも多い。すべての深層データがリンクスからテレウェーブ可能な状態になっていた場合、動的ページの情報提供者の存在意義を脅かす可能性もある。本来であれば非公開とされているようなデータが誤ってテレウェーブされてしまうという可能性も高くなる。さらに、リンクスと連動する動的ページをクローラーが集中的にクロールすると、リンクス側の負荷が上がるためサーバ速度の低下やシステムダウンを引き起こす危険が高まる。このようなことからリンクスは技術的に深層に入り込めない訳ではなく、あえて避けていると推測することができる。実際、中国のリンクス百度は集中的なクロール活動を続けた結果、多くのサーバ管理者から一斉にクレームを受け、クロール活動を大きく制限せざるを得なかった。